リズミカル運動障害(RMD)とは
概要
リズミカル運動障害(RMD)は、乳児や幼児に多く見られる睡眠前の運動症状です。寝入り前に頭や体を前後に揺らす、転がすといったリズミカルな動きを繰り返します。生後1年以内に60%以上の赤ちゃんが何らかの形で経験しますが、4歳までにこの習慣が続く子は20%未満です。ほとんどの場合、特別な治療は不要です。
原因
RMDの正確な原因は不明ですが、家族に同様の症状がある場合や、騒音や呼吸障害、身体的な不快感などで睡眠が乱れるとリスクが高まります。
リスク要因
多くの幼児は健康ですが、自閉症スペクトラム障害やその他の発達障害を持つ子どもはRMDにかかりやすいです。自己刺激として繰り返しの動きを好むことがあります。
影響
RMDは覚醒から睡眠、または睡眠から覚醒への移行期に起こり、1〜5分程度続きます。子どもは睡眠中に親の注意を引くためにこの動作を行うことがあります。
症状
- 頭部を前後に強く揺らす。
- 四つん這いで体全体を揺らす。
- 仰向けで横に体を動かす。
- これらは眠気があるときや睡眠中に見られます。
治療法
ほとんどの子どもは自然に改善します。激しい動きがある場合は、ベッドやベビーベッドに保護パッドを使用すると安全です。重症例では、医師がクロナゼパム(抗けいれん薬・筋弛緩薬)やシタロプラム(抗うつ・抗不安薬)を処方することがあります。
