黄疸の診断と治療

原因

  • 新生児は出生後1週間ほど肝臓が未熟なため黄疸を起こしやすく、重症でなければ特別な治療は不要です。成人の黄疸は、過度の飲酒、慢性肝炎、膵臓がん、貧血、肝硬変、マラリアなどが原因となります。

種類

  • 新生児の黄疸は主に以下の2種類があります。

    生理的黄疸:肝臓の成熟が不十分なため、出生後2〜4日で現れ、1〜2週間で自然に消失します。

    授乳黄疸:授乳がうまくいかない、または母乳の分泌が不足している場合に起こります。

    遺伝性のギルバート症候群は、肝臓のビリルビン処理酵素が低下しているために起こりますが、通常は治療の必要がありません。

症状

  • 皮膚や眼球の白目が黄変するのが最も典型的な症状です。その他、尿が濃くなる、便が薄い色になることがあります。肝炎が原因の場合は食欲不振、発熱、嘔吐を伴うことがあります。胆管閉塞が原因の場合は腹痛や発熱がみられます。

診断

  • 医師はまず皮膚・眼・腹部の視診・触診を行い、腹部痛があれば胆道閉塞を疑います。血液検査で血中ビリルビン濃度を測定し、超音波検査で胆石や腫瘍の有無を確認します。必要に応じてCTやMRIで胆道の閉塞部位を詳細に評価します。

治療

  • 治療は黄疸の原因疾患に応じて選択します。胆石による胆道閉塞は除去または溶解が必要です。肝硬変が疑われる場合はアルコール摂取を中止します。新生児の重度黄疸には光線療法(フォトセラピー)を行い、特定の光でビリルビンを分解しやすい形に変え、肝臓の排泄を促します。授乳回数を増やすことでビリルビンの排泄を助けることも有効です。具体的な治療方針は担当医と相談してください。

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