モネラ病
モネラ(細菌)とは
モネラは細菌の学術名で、単細胞の原核生物です。地球上で最も多様な生物群であり、生命の起源とされています。善玉菌として乳製品の発酵に関与するものもありますが、病原性細菌は感染症の原因となります。
モネラが引き起こす主な疾患
モネラ属の細菌は、軽症から重篤な疾患まで幅広く引き起こします。代表的なものは、咽頭炎(溶連菌性咽頭炎)、猩紅熱、髄膜炎、結核、肺炎、梅毒、ライム病、サルモネラ感染症、腸管出血性大腸菌(E. coli)感染などです。
病原性のメカニズム
細菌自体が直接症状を引き起こすわけではなく、体内に侵入して増殖し、血流に乗って全身に広がります。その過程で代謝産物や毒素を産生し、これが組織障害や全身症状の原因となります。
診断方法
症状や感染部位に応じて、血液検査や患部からの培養・スワブ採取が行われます。培養結果や遺伝子解析により細菌種を特定し、適切な治療方針が決定されます。
治療
ほとんどの細菌感染症は抗生物質で治療します。感染の重症度や進行状況により、外来での投薬か入院治療が選択されます。重症例では静脈内投与が必要です。
予防策
手洗いや衛生的な調理・食品取り扱いが基本です。特に食中毒を防ぐためには、野菜や果物の洗浄、調理器具の分別清掃、加熱調理を徹底します。ダニが媒介するライム病などは、野外活動時に防虫対策を行い、帰宅後は体のチェックを忘れないようにしましょう。
