破傷風(ロックジョー)の症状
破傷風菌は、刺し傷や切り傷から体内に侵入します。ロックジョー(顎が固まる症状)とも呼ばれるこの病気は致死率が高く、症状が現れたら直ちに医療機関での治療が必要です。
発症までの期間
破傷風菌が体内に入ってから症状が出るまでの期間は、約3日から3週間と個人差があります。平均的な潜伏期間は約8日です(Mayo Clinic)。
痙攣
最初の症状は顎や顔面の筋肉が強く痙攣することです。毒素が神経に作用し、背中・胸部・腹部の筋肉にも痙攣が広がります。
硬直
顎の硬直が「ロックジョー」の語源です。頸部の硬直、嚥下困難、胸部やふくらはぎの筋肉の硬直も見られます。加えて、発熱、発汗、血圧上昇などの全身症状が伴います。
診断方法
血液検査で破傷風を検出することはできません。診断は、喉の奥に小さなスパチュラを当てて反応を見る方法が一般的です。感染者は顎を閉じてスパチュラを噛み込み(顎がロックする)一方、健康な人は通常の嘔吐反射を示します。
誤解と予防
錆びそのものが破傷風を引き起こすわけではありません。錆びた釘が傷口を作り、そこから菌が体内に侵入するだけです。破傷風ワクチンは有効で、定期的な予防接種と、深い切り傷や刺し傷ができた際のブースター接種が最も確実な予防策です。
有名な例
ヘンリー・デイヴィッド・ソローの兄、ジョン・ソローはシェービング中に小さな切り傷を負い破傷風に罹患しました。その結果、兄の腕に倒れ、亡くなりました。
