頸動脈狭窄症とは

狭窄(ステノーシス)

頸動脈疾患の多くは、動脈壁に脂肪性プラークが蓄積し、血管が徐々に狭くなることで始まります。この狭窄は「ステノーシス」と呼ばれ、数年にわたって進行するため、症状が出るまで自覚しにくいことが多いです。

症状

ステノーシスの初期段階ではほとんど症状は現れませんが、狭窄が進行すると、以下のような症状が出ることがあります。

  • 左右いずれかの腕や脚、顔面の麻痺や脱力感
  • 片側の視力低下や失明
  • 言語障害(言葉がはっきりしない)
  • 重度の場合は半身麻痺

これらはすべて、脳への酸素供給が不足することが原因です。

原因

頸動脈の狭窄は主に生活習慣が関与していますが、他の疾患が影響することもあります。

  • 高血圧・高コレステロール
  • 運動不足・肥満・不適切な食事
  • 喫煙
  • 糖尿病

合併症

狭窄が進行すると、脳卒中や一過性虚血発作(TIA)のリスクが高まります。血流と酸素が不足すると、脳機能が低下し、永続的な障害を残すことがあります。

治療

治療は生活習慣の改善と薬物・手術療法の二本柱で行います。

  • 生活習慣の改善:脂肪・コレステロール・塩分を控え、野菜・果物・全粒穀物を中心としたバランスの良い食事に切り替える。適度な体重管理と定期的な運動を行う。禁煙とストレス管理も重要です。
  • 薬物療法:血圧降下薬(ベータブロッカー、ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬)やコレステロール低下薬(スタチン)など、個々のリスク要因に応じて処方されます。
  • 外科的治療:プラーク除去やステント留置といった血管内手術が必要な場合があります。

予防

頸動脈狭窄は日常の習慣で予防可能です。定期的な運動、健康的な食事、適正体重の維持、禁煙、そして糖尿病や高血圧といった基礎疾患の管理が重要です。

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