バッファローハンプ(背部脂肪腫)の原因と治療法
原因
- 抗HIV薬(アムプリナビル、クリシバン、アゲナレースなど)の副作用。
- ステロイド(プレドニゾン、コルチゾン、ヒドロコルチゾン)の過剰使用。
- クッシング症候群(過剰なコルチゾール産生)。
- 重度の肥満。
- 副腎皮質癌などの腫瘍。
- 骨粗鬆症や脊椎変形が原因の場合は、脂肪ではなく骨が蓄積されることがある。
関連症状
- 抗HIV薬使用時は、腹部肥満、四肢・顔面・臀部の脂肪減少(男性に多い)、男性・女性の乳房肥大、リポーマ(脂肪腫)の出現。さらに高血圧、コレステロール上昇、血糖値上昇も見られることがある。
- クッシング症候群では、高血圧、頻尿、著しい体重増加、思春期遅延(子供)など。
- 副腎皮質癌では、全身倦怠感、筋肉痙攣、女性では陰核肥大など。
治療法
- 抗HIV薬が原因の場合は、医師と相談し投薬量の調整や他薬剤への変更を検討する。プロテアーゼ阻害薬(例:スタブジン)から非核酸系逆転写酵素阻害薬への切り替えが有効な場合もあるが、治療効果を優先すべき。
- 重度肥満が原因の場合は、医師と共に食事療法と運動プログラムを作成し、体重減少を目指す。体重が減れば脂肪の蓄積も減少し、ハンプのサイズが小さくなる。
- 脂肪除去手術はFDA未承認であり、特にHIV感染者には推奨されない。
- 根本疾患の治療が最優先。原因に応じた専門医の診断・治療を受けることが重要。
