痔核(痔)の痛みと対処法
痔核は、肛門管内の血管が圧力により腫れ上がった状態です。硬く大きな便を排泄する際に強い力が必要となり、その力が血管に負担をかけて痔核ができやすくなります。内部痔核と外部痔核がありますが、内部痔核の方が痛みを感じやすいです。
腫れ
痔核が腫れると立ったり歩いたり座ったりするだけでも不快感が強くなります。軽度の場合はクッションやパッドで多少楽になりますが、腫れがひどいと座面が直接患部に圧力をかけるため、痛みが増します。そのため、トイレの形に合わせたドーナツ型のインフレータブルシートを使用すると座る際の負担が軽減されます。
灼熱感
痔核は炎症を伴うため、焼けるような灼熱感が生じます。症状を和らげるには、ぬるめの水に浸かる座浴(シッツバス)が有効です。浴槽やトイレ用の専用バケツにぬるま湯を張り、15分程度座って患部をしっかりと浸すことを1日数回繰り返すと、炎症と腫れが軽減します。
かゆみ
痔核患者はかゆみも訴えることが多く、患部に触れると痛みが増すため対処が難しいです。外部痔核には痔用クリーム(例:Preparation‑H)を直接塗布し、内部痔核にはヒドロコルチゾン入り坐剤を肛門に挿入して約1時間で吸収させます。
市販の鎮痛薬
排便後や便秘時に痛みが強くなることがあります。市販の鎮痛薬(イブプロフェン、アセトアミノフェン)を服用すると症状が緩和します。モトリン(イブプロフェン)やタイレノール/アレブ(アセトアミノフェン)、さらにはアスピリン(バイエル)などが一般的です。
予防策
便秘が痔核の最大の原因です。妊娠中や高齢者にも発症しやすくなります。予防のためには、毎日6〜8杯の水分を摂取し、食物繊維を豊富に含む野菜・果物やシトルセル、ベネフィバーなどのサプリを取り入れましょう。また、適度な運動も腸の動きを活発にし、硬い便の形成を防ぎます。
