レイノー病の治療法と対策
レイノー病は、寒さやストレスに反応して、耳や鼻、指、足の先端がしびれ、異常に冷たくなり、温めてもなかなか回復しない症状です。皮膚への血流を担う動脈が収縮することが原因で、軽度の場合は日常の不快感にとどまりますが、重症例では治療が必要です。
診断
診断は患者の症状の詳細な聞き取りに基づきます。ほかの疾患が原因でないかを除外し、冷水に手を浸す、または冷風にさらすといった冷刺激テストを行うことがあります。
薬物療法
症状が重い場合は、血管を拡張させる薬が処方されます。主にカルシウム拮抗薬、α遮断薬、血管拡張薬が使用されます。
薬の中止
一部の薬はレイノー症状を悪化させることがあります。市販の風邪薬、経口避妊薬、β遮断薬などは使用を中止することで症状が改善することがあります。
神経手術(交感神経切除術)
手のひらや足の裏の血管収縮を制御する交感神経を切除する手術(交感神経切除術)により、症状の頻度や持続時間が減少することがあります。
化学注射(交感神経ブロック)
交感神経の活動を抑えるために化学薬剤を注射する方法があります。この治療は永続的ではなく、症状緩和のために定期的に繰り返す必要があります。
生活習慣の工夫
保温対策やストレス管理も重要です。手袋や厚手の靴下で体を温め、急激な温度変化や精神的緊張を避けるよう心がけましょう。
