蜂巣炎の合併症と対処法
蜂巣炎は、細菌が皮膚に感染して起こる炎症で、赤く腫れ、触れると熱を持つことが特徴です。主に成人では脚、子どもでは顔に発症しやすく、感染が急速に拡大すると重篤な合併症を招くため、早期の医療介入が重要です。
膿瘍
膿瘍は体内に膿がたまった状態で、皮膚にできる「ボイル(膿瘍)」として現れます。皮膚表面が隆起し、痛みと腫れを伴います。放置すると感染が拡大するため、医師による切開・ドレナージが必要です。
壊疽
壊疽は血流が阻害され、組織が死滅・腐敗する状態です。主に指先や足指、手足の末端に発生しやすく、抗生物質で治らない場合は外科的に壊死組織を除去する手術が必要になります。
血栓性静脈炎
蜂巣炎が下肢に広がり血流が悪化すると、深部静脈に血栓ができる血栓性静脈炎を起こすことがあります。血栓が肺や心臓に流れると危険です。抗凝固薬の服用や、血流改善用ストッキングの着用が推奨されます。
壊死性筋膜炎
感染が皮膚の深部、筋膜層まで広がると、壊死性筋膜炎(通称「肉食菌感染」)が発症します。組織壊死が進行し、ショックに至ることもあります。初期は赤い斑点として現れ、急速に紫色や銅色の斑へ変化し、膿が排出されます。早急な外科的除去と抗菌治療が不可欠です。
再発
蜂巣炎は同じ部位でも再感染することがあります。糖尿病や高齢、真菌感染、リンパ浮腫など免疫低下状態の方は特に注意が必要です。過去に蜂巣炎を経験した部位は、赤みや腫れなどの兆候を定期的にチェックしましょう。
