股部かゆみ(ジャックイッチ)の予防と対策
股部かゆみ(ジャックイッチ)は、内もも・股間・臀部に真菌が感染して起こる不快な皮膚疾患です。医学的には「Tinea cruris(ティーン・クルリス)」と呼ばれ、赤くかゆみを伴う発疹が輪状に現れることが多いです。男女問わず発症しますが、皮膚のひだができやすい肥満の方に多く見られます。高温多湿の環境や締め付けの強い衣類もリスク要因となります。
衛生管理
運動や大量に汗をかく作業の後は、必ずシャワーや入浴で清潔に保ちましょう。入浴後は清潔なタオルで股間をしっかり乾かすことが重要です。
湿気がこもらないように、粉末(タルクや抗真菌パウダー)を使用すると効果的です。
運動後や汗をかいた後は、速やかに下着を交換し、濡れた衣類はすぐに洗濯してください。
衣類の選び方
通気性の良い綿素材のゆったりした下着を選びましょう。厚手の衣類や過剰に重ね着すると汗がたまりやすく、真菌の繁殖を助長します。
衣類は適切なサイズを着用し、締め付けの強いものは避けてください。スポーツ用サポーターもサイズが合わないと股部に圧迫がかかり、かゆみの原因になります。
その他のポイント
足白癬(アスリートフット)を放置しないことが重要です。足白癬は股部に移行し、ジャックイッチを引き起こすことがあります。
タオルや衣類の共有は避け、ジムなど公共の施設では使用前に器具やベンチを消毒しましょう。
治療法
軽度の場合は、市販の抗真菌薬(軟膏、パウダー、ローション、スプレー)が有効です。主にアリラミン系とアゾール系の2種類があります。アリラミン系は治療期間が短く済みますが価格がやや高めです。アゾール系は比較的安価ですが、効果が出るまでにやや長い期間が必要です。
症状が重い、または市販薬で改善しない場合は、医師に相談して処方薬を使用してください。
