過剰なカルシウムの治療法は?
カルシウムは骨や歯を丈夫にし、心臓を保護し、体重管理や大腸がん予防にも関与する重要なミネラルです。しかし、どんな栄養素でも過剰摂取は問題を引き起こします。
重要性
血中カルシウムが過剰になる状態を医学的に「高カルシウム血症」と呼びます。重度になると極度の倦怠感、不整脈、吐き気、金属味、胃腸障害、混乱、血圧上昇などの症状が現れ、放置すると深刻な健康リスクになります。
留意点
近年、食品や飲料にカルシウムが添加されることが増えています。ラベルを確認し、1日あたりの推奨摂取量(1000〜1200 mg)を超えないようにしましょう。サプリメントは1回にまとめず、朝と夜に分けて摂取するのが望ましいです(例:600 mgを朝に、残りを夜に)。
原因と影響
副甲状腺機能亢進症は高カルシウム血症の主な原因のひとつです。首にある副甲状腺の機能が異常になると血中カルシウムが上昇します。遺伝的要因が多く、65歳以上の女性に多く見られます。また、ビタミンD欠乏も血中カルシウム濃度を上げるリスクを高めます。
治療法
副甲状腺に起因する高カルシウム血症の場合、対象腺の外科的切除が推奨されます。
注意点
過剰なカルシウムは腎臓結石の原因となります。チアジド系利尿薬は尿中カルシウム排泄を抑制し、低ナトリウム食も有効です。
予防・対策
カルシウムは健康維持に不可欠ですが、推奨量の3〜4倍以上を摂取すると過剰になります。サプリメントやカルシウム強化食品の摂取量を管理し、過剰摂取を避けましょう。
