ジフテリアは長期的な後遺症を残すことがありますか?
心臓への合併症
ジフテリアは心筋炎や心臓神経の炎症を起こし、長期的に以下のような心疾患を招くことがあります。
- 不整脈
- 心肥大
- 心不全
神経系の障害
神経が損傷すると、次のような症状が残ることがあります。
- 喉や口蓋、眼筋の麻痺
- 嚥下障害(飲み込みにくさ)
- 眼瞼下垂
- 発声障害
- 運動失調(歩行困難)
腎臓への影響
腎炎や腎機能障害が起こり、長期的には以下が見られます。
- 腎機能低下
- 腎不全
聴覚障害
重症例では感染が内耳に波及し、難聴や失聴になることがあります。
呼吸器系の合併症
上気道が主な感染部位ですが、重症になると気道や肺に広範な障害が残り、以下のような慢性呼吸器疾患が生じます。
- 慢性気管支炎
- 気管支拡張症
- 呼吸困難
長期合併症の重症度は、初期感染の重さと治療開始のタイミングに左右されます。早期診断と適切な治療により、リスクは大幅に低減できます。また、ジフテリアワクチンは感染予防と長期合併症の防止に極めて有効です。
