目の症状

片頭痛では、頭部の片側、特に目の後ろに激しい痛みが出ることがあります。また、痛みがある側のまぶたが垂れ下がり、視界がぼやけることもあります。これらの症状は、一過性脳虚血発作(TIA)や脳卒中でも見られるため、見分けが難しい場合があります。

バランス感覚の障害

前庭性片頭痛では、めまいや回転感覚が現れ、吐き気を伴うことが多いです。めまいは頭痛よりも強く感じられることがあり、口の協調運動が低下して言語が不明瞭になることもあります。

症状の時間経過

片頭痛も脳卒中も、症状は突然に強く現れますが、回復までの時間は異なります。片頭痛は数時間から数日続くことがありますが、TIAは1時間以内に症状が消失します。TIA後は24時間以内に再発や本格的な脳卒中のリスクが高まるため、入院して観察することが推奨されます。

主な片頭痛のタイプ

脳卒中に最も似た症状を示す片頭痛は、以下の3種類です。

  • 半側麻痺性片頭痛:体の片側が麻痺したように感じる。
  • 前庭性片頭痛:めまい・平衡感覚障害が中心。
  • 基底動脈片頭痛(BAM):頭痛に加えて視覚障害や嘔気・嘔吐が起こる。

注意すべきサイン

50歳以上で初めて片頭痛を経験した場合は、直ちに医療機関を受診してください。症状が実際には脳卒中、緑内障、動脈瘤、薬剤の副作用、毒素中毒、または過去の外傷による合併症である可能性があります。