片頭痛と脳卒中のリスク
片頭痛は激しい頭痛で日常生活に支障をきたすことがありますが、近年の研究では、片頭痛が虚血性脳卒中のリスク増加と関連していることが明らかになっています。片頭痛患者は、脳卒中のリスクを認識し、適切な対策を講じることが重要です。
片頭痛と脳卒中の関係
2005年1月8日号のBritish Medical Journalに掲載された研究によると、片頭痛を持つ人は持たない人に比べて脳卒中になる確率が約2倍と報告されています。
先兆(オーラ)あり・なしのリスク差
同研究は、視覚的な先兆(オーラ)を伴う片頭痛患者は、オーラなしの患者に比べて脳卒中リスクがやや高いことも示しています。
経口避妊薬と片頭痛の併用によるリスク
女性が経口避妊薬を使用しながら片頭痛を持つ場合、片頭痛だけの患者に比べて脳卒中になる確率が約8倍に上昇することが報告されています。
妊娠中の片頭痛と脳卒中リスク
2009年3月10日号のBritish Medical Journalに掲載された別の研究では、妊娠中に片頭痛を経験する女性は、脳卒中リスクが約15倍に増加し、他の心血管疾患リスクも高まることが示されています。妊娠中の脳卒中は稀ですが、重要な関連性です。
考慮すべき点
これらの関係の正確なメカニズムは完全には解明されていませんが、片頭痛時の脳血流低下が脳卒中リスクに関与している可能性があります。また、妊娠中の片頭痛は血管疾患の指標となり得ます。
