小児の片頭痛治療薬
薬の種類
2003年10月号『Journal of Family Practice』で、Heather Spry 医師らは、プロプラノロール、バルプロ酸、アミトリプチリンが小児片頭痛の有効な処方薬であると報告しています。シプロヘプタジンは予防薬として広く用いられていますが、同報告ではアミトリプチリンとプロプラノロールの方が効果的とされています。頭痛発作の初期に使用する薬としては、イミトレックス(スマトリプタン)も一般的です。
投薬のタイミング
頭痛が頻繁かつ重度の場合は、処方薬の使用が検討されます。薬は発作開始時に服用する急性治療薬として、または日常的に服用する予防薬として処方されます。バルプロ酸は片頭痛症状の改善率が約50%と報告されています。
作用機序
小児片頭痛の治療薬は、急性期に投与すれば頭痛の進行を抑え、予防的に服用すれば発作頻度を低減します。急性薬と予防薬を組み合わせることで、子どもが頭痛への不安から解放され、日常生活を送れるようになります。
副作用
同誌によれば、プロプラノロールは副作用が最も少なく、次いでアミトリプチリンが続きます。予防薬を服用した際に眠気が出ることがありますが、就寝前に服用すれば軽減できます。イミトレックスなど発作時に使用する薬で眠気が出た場合は、短時間の休息を取らせると良いでしょう。
治療のメリット
頻繁に片頭痛に悩む子どもに処方薬を用いることで、頭痛回数が減少し、痛みから解放された日常が送れます。子どもと家族は頭痛への恐怖から解放され、より健康的な生活を送ることが可能です。
