片頭痛に伴うめまいとめまい感覚の対策ガイド
概要
片頭痛患者は頭痛以外にも様々な症状を伴うことが多く、めまいは最も一般的な症状の一つです。めまいとめまい感覚(vertigo)は同じものではありませんが、どちらも体力低下や吐き気を引き起こすことがあります。めまいを感じると、失神しそうな軽いふらつきがあります。一方、めまい感覚はバランスが崩れ、周囲が回転しているように感じ、持続時間がめまいより長くなる傾向があります。
識別
- 片頭痛発作の初期に、目・頭・首の痛みとともにめまい、めまい感覚、突然の倦怠感、脱力感、オーラ、音に対する過敏性が現れることがあります。
診断
- 片頭痛に伴うめまいを特定するための専用検査はありません。これまでの臨床歴が将来の発作予測に最も有用です。
片頭痛の予防・治療
- 血管収縮を抑え酸素供給を改善するカルシウム拮抗薬やβ遮断薬(例:ベラパミル)などが予防に有効です。症状が出たらできるだけ早く片頭痛または鎮痛薬を服用することが推奨されます。一般的に処方される薬剤はスムトリプタン系(例:イミトレックス)やナラトリプタン系(例:アメルジ)です。新薬として、スムトリプタンと抗炎症剤ナプロキセンナトリウムを組み合わせたトレキシメットがあります。
その他の予防方法
- すべてのトリガーを回避できるわけではありませんが、月経周期やホルモン変動、急な大音量や天候の変化は片頭痛を誘発しやすいです。特に避けるべき一般的なトリガーは、強い日光、睡眠不足や睡眠パターンの変化、アルコール(特に赤ワイン)、加工肉、発酵チーズ、チョコレート、カフェイン、アスパルテーム、MSG、強い匂いや煙です。ストレスもできるだけ減らしましょう。コンサートや騒音の多いイベント、遊園地の乗り物、船酔い、車の後部座席などの動きも片頭痛を引き起こすことがあります。
自宅でできるセルフケア
- 十分な水分補給と規則正しい食事でめまいの予防に努めましょう。適度な休息も重要です。立ち上がる際はゆっくりと動き、平衡感覚を保ちます。階段の昇降時は手すりを握り、不安定な場合は杖や歩行器を使用してください。深呼吸でリラックスし、ストレスや不安を軽減します。家族や専門カウンセラーに相談して安心感を得ましょう。めまいが長引く場合は医師の診察を受けてください。
