多発性硬化症(MS)の診断方法

多発性硬化症(MS)は、自己免疫疾患で、視力低下、筋肉の制御やバランス障害、感覚の麻痺が進行します。脊髄や脳に瘢痕組織(硬化)が蓄積し、これが名前の由来です。女性に多く見られ、原因はまだ十分に解明されていません。

診断の手順

  1. 症状の把握:二重視やぼやけた視界、眼の痛み、筋力低下、協調性低下など、MSの兆候を確認します。

  2. 包括的な診察:神経内科医が詳細な病歴を聴取し、症状や既往歴を総合的に評価します。

  3. MRI検査:脳や脊髄の画像で硬化斑を確認しますが、他の疾患でも類似の所見が見られることがあります。MRIが陰性でも約5%の患者はMSの可能性があります。

  4. 血液検査で除外診断:MSは血液検査で直接診断できませんが、類似症状を示す他の疾患を除外できます。

  5. 電気生理学的検査:脳の刺激応答を測定し、聴覚・視覚・感覚経路の障害を評価します。動画視聴やクリック音などの刺激が用いられます。

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