多発性硬化症の種類と主な症状
多発性硬化症(MS)は、自己免疫疾患と考えられ、体が自分の組織を攻撃します。中枢神経系(脳、脊髄、視神経)を慢性的に侵し、感覚麻痺、麻痺、視力低下などの症状が現れます。
再発寛解型(RRMS)
患者の約85%が最初にこのタイプと診断されます。症状が急激に悪化する再発期と、症状が安定し回復が見られる寛解期を交互に繰り返します。視覚障害や筋力低下などが代表的で、寛解期間は数日から数か月続くことがあります。
原発性進行型(PPMS)
全体の約10%がこの形です。再発と寛解の区別がなく、症状が徐々に進行します。四肢の感覚喪失、震え、発話障害などが徐々に悪化し、回復は期待できません。
二次性進行型(SPMS)
初期は再発寛解型として現れ、時間経過とともに進行型へ移行します。寛解はあるものの、症状の回復は見込めず、障害が徐々に深刻化します。約25%の患者が車椅子使用に至ります。
進行再発型(PRMS)
最も稀で、全体の約5%が該当します。病気開始時から症状が進行し、明確な再発と回復がありません。重度の麻痺、筋萎縮、排尿・排便障害などが典型的です。
診断
多発性硬化症は個々に異なる症状を示し、診断には時間がかかることがあります。女性に多く、発症年齢は20〜40歳が最も一般的です。MRIや腰椎穿刺などの検査で中枢神経系の損傷を確認します。
