脳MRIに見られる白い斑点:多発性硬化症か、それ以外の原因か
白質病変(白い斑点)とは
脳のMRIで白く映る斑点は「白質病変」や「白質高信号」と呼ばれ、さまざまな原因で出現します。多発性硬化症(MS)の診断材料の一つですが、特異的ではありません。
主な原因例
- 加齢による変化:高齢になるほど白質病変は増加し、血流低下や炎症、髄鞘の劣化が関与すると考えられています。
- 遺伝的要因:遺伝子により白質病変が出やすい人がいます。
- 生活習慣や基礎疾患:高血圧、糖尿病、高コレステロール、肥満、喫煙、睡眠時無呼吸症候群、自己免疫疾患などが関与します。
- 外傷性脳損傷:頭部外傷後に白質病変が生じることがあります。
- 感染症:ウイルス性脳炎など一部の感染症でも白質病変が見られます。
診断と対策
MRIで白い斑点が5つ程度見つかった場合でも、単独で多発性硬化症と断定できません。必ず医師の診察を受け、既往歴・症状・血液検査など総合的に評価してもらう必要があります。原因に応じた治療や生活習慣の改善が提案されます。
