回内に関わる筋肉と動作の解説

関節は骨と骨を結びつける解剖学的構造であり、筋肉は動作時に関節の位置を変える役割を担います。屈曲・伸展のように全身で起こり得る一般的な筋肉の動きもあれば、回内・回外のように特定の関節に限定される動きもあります。

筋肉の動き

筋肉の動きは標準姿勢からの変化として表現され、対になる二つの動作として現れます。たとえば、腕を体側に下げたまま立っている状態が標準姿勢です。肘を曲げて前腕を上げると「屈曲」し、肘を伸ばすと「伸展」して元の姿勢に戻ります。屈曲と伸展は、前腕を標準位置から離し、また戻す対になる動作です。

手の回内

回内は手や足に特有の動きで、手の場合は手のひらが内側(体側)を向く標準姿勢から、手のひらを後方に向ける動作です。肘を90度に曲げ、ピアノを弾くような姿勢で手のひらを下に向けると、回内が起きます。手の回内に関与する主な筋肉は、円回内筋(pronator teres)と円回外筋(pronator quadratus)です。

足の回内(外反)

歩行やランニング時に足が内側に転がる動きは、衝撃吸収のための正常なプロセスです。足底が外側に向くように足が回転することを医学的には「外反(eversion)」と呼び、一般には「回内」と言います。足の回内(外反)を主に行う筋肉は、長腓骨筋(peroneus longus)と短腓骨筋(peroneus brevis)です。

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