ヘルニア手術の回復期間はどのくらい?
米国では毎年50万件以上のヘルニア手術が行われています。ヘルニアは腹壁の筋肉や結合組織が弱くなる、または裂けることで発生し、内臓が外側に突出して嚢(のう)を形成します。嚢の中に腸や腹部組織が入り込むことがあり、痛みや感染などの合併症を引き起こすため、手術で修復するしかありません。
手術後の過ごし方
手術翌日は、消化に負担の少ない軽食と十分な水分を摂取してください。数日以内に通常の食事に戻れますが、術後24時間以内に嘔吐や吐き気を感じることがあります。
痛みと腫れ
切開部周辺の不快感は普通です。腫れやあざは数日で徐々に消えていきます。手術後最初の48時間は、氷嚢を当てて腫れと痛みを和らげましょう。最初の数時間は歩行が困難になることがあり、数日間は階段の使用を控えてください。
鼠径部(そけいぶ)にも不快感が出ることがあります。男性は陰茎、女性は膣周辺に軽い腫れが見られることがありますが、数日で改善します。切開部は黒紫色に変色しますが、これも数日で薄くなります。
活動の再開
米国外科医会は、ヘルニア手術後1〜2週間は性行為を控えるよう推奨しています。運転は術後数日で可能になることが多いですが、医師の指示に従ってください。激しい身体活動は手術の規模や回復状況に応じて、医師が許可した時点で再開します。
完全回復までの期間
米国外科医会によれば、ヘルニア手術後の全回復には1週間から6週間程度かかります。個人差がありますので、術後の経過は主治医と相談しながら確認しましょう。
