坐骨神経痛の対策と治療法

足の後ろ側に走る激しい痛みやしびれは、梨状筋症候群が原因かもしれません。梨状筋が坐骨神経を圧迫することで起こり、財布を座っていると痛む「財布痛」と呼ばれることもあります。椎間板の変形などの重篤な原因がある場合もあるため、まずは医師の診断が必要です。理学療法やストレッチで改善しない場合、以下のようなより侵襲的な治療法が検討されます。

外科手術

坐骨神経痛を根本的に解消するための外科的アプローチです。主に梨状筋やその腱を切除・切開し、神経への圧迫を取り除きます。手術は臀部から下背部にかけて切開し、梨状筋の腱を切断することで神経の圧迫を解放します。場合によっては筋肉の一部を除去したり、神経自体を切除することもあります。ただし、梨状筋は股関節の動きに関与しているため、術後は脚力が低下する可能性があります。

鍼灸

従来の整形外科的治療が効果を示さない場合、代替医療として鍼灸が有効です。鍼はFDAが承認した背部疼痛の治療法で、滅菌された針を坐骨神経の走行に沿って挿入し、筋肉や神経の血流と治癒を促します。臀部深部から始まる坐骨神経の起点や、耳の特定部位に針を刺すことで痛みを緩和します。針は最低30分程度留置します。

ボトックス注射

美容目的で知られるボトックスは、坐骨神経痛の治療にも利用されています。ボトックス(ボツリヌストキシン)は梨状筋に注射され、筋肉を一時的に麻痺させることで動作時の痛みを即座に軽減します。これにより、理学療法が行いやすくなります。定期的に注射を行うことで、痛みは約半年間持続的に軽減されることが報告されています。

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