収縮した筋肉が安静時に元の長さに戻る3つのメカニズム

筋肉が収縮した後、安静時に元の長さに戻る仕組みは主に3つあります。

1. 弾性反発(エラスティックリコイル)

筋肉が収縮すると、筋膜や腱などの結合組織に弾性エネルギーが蓄えられます。筋が弛緩するとこのエネルギーが解放され、筋肉は元の長さへと反発します。

2. 粘性流動(ビスコースフロー)

収縮時にミオフィラメントが互いにすべり合うことで粘性抵抗が生じます。弛緩するとこの粘性抵抗がなくなり、ミオフィラメントは自然に元の位置へ戻ります。

3. 能動的弛緩(アクティブリラクゼーション)

筋細胞はATPを利用してカルシウムイオンを小胞体(サルコプラズミックレティキュラム)へ再び汲み上げます。細胞内カルシウム濃度が低下すると、アクチンとミオシンの結合が解け、筋繊維は弛緩します。

筋肉の損傷(肉離れ) - 関連記事