整形外科における脳性麻痺の治療
重要性
脳性麻痺に対する整形外科的治療の目的は、筋緊張の緩和と変形の予防です。薬物療法、装具、手術などが用いられます。
薬物療法
整形外科医は、筋緊張を減らすためにバクロフェンやボツリヌス毒素(ボトックス)を処方します。バクロフェンは経口投与または埋め込み型ポンプで投与され、ボトックスは注射で筋肉の神経伝達を遮断し緩めます。
装具療法
装具は、身体部位を正しい位置に保ち変形を防ぐためのカスタム支援デバイスです。脳性麻痺の患者には、足首足装具(AFO)、背部ブレース、インソール、膝固定具などが処方されます。
手術療法
不整歩行や股関節脱臼など、手術が必要になることがあります。大転子内転筋のリリースや骨盤骨切り術で股関節の位置を調整し、選択的背根切除術(SDR)で筋緊張を軽減します。
治療上の留意点
脳性麻痺の治療は多職種連携が不可欠です。整形外科医は理学療法士や作業療法士と協働し、患者個別のリハビリ計画を立てます。
