部分発作の見分け方

部分発作とは

部分発作は、てんかんやその他の発作性疾患を持つ人に頻繁に見られます。脳の一部だけで異常な電気活動が起こるために起こり、全脳が関与する全般発作とは異なります。

部分発作の種類

大きく分けて単純部分発作と複雑部分発作の2種類があります。単純部分発作では意識は保たれますが、複雑部分発作では意識が失われ、トランス状態に陥ります。どちらも動作・感情・感覚のコントロールが乱れることがあります。

部分発作の識別手順

  1. 安全確保

    発作中は本人が転倒したり、障害物にぶつかったりしないよう、周囲の家具や危険物をできるだけ取り除きます。意識が途切れ、周囲が分からなくなる、感情が高ぶる、筋肉の痙攣で手足が勝手に動くなどの症状が見られます。

  2. 症状の観察

    発作中の具体的な症状を記録します。意識が保たれている(ただし混乱状態)場合は単純部分発作の可能性が高く、意識を失っている(目は開いたままでも無言で不明瞭な声を出すことがある)場合は複雑部分発作と判断します。また、発作が起きた直前に何をしていたかもメモしておくと診断の手がかりになります。

  3. 発作後の状態確認

    発作が止まった後、本人が反応できるか、緊急処置が必要かを確認します。意識消失や手足の激しい揺れにより、切り傷・骨折・頭部外傷が生じている場合はすぐに医療機関を受診してください。

  4. 医療機関への連絡

    今回が初めての発作である場合は救急車を呼ぶか、最寄りの救急病院へ搬送します。既にてんかんの既往がある場合は、発作終了後に速やかに主治医へ連絡し、観察した症状と意識の有無を伝えてください。検査により発作のタイプや原因が特定されます。

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