化学療法は体にどのように影響するか
化学療法は、増殖が速い細胞を標的に薬剤を投与し、がん細胞を死滅させます。しかし、骨髄や毛包など、増殖が速い正常細胞も同時に障害されることがあります。
神経障害
神経細胞は増殖が速いわけではなく、むしろ繊細な細胞です。化学療法の薬剤が神経細胞に影響を与えると、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)を引き起こします。
症状
- 反射反応の遅れや弱さ
- 痛みや灼熱感、ピリピリ感(刺すような感覚)
- 筋力低下や全身のしびれ
予防
完全に防ぐ方法は確立されていませんが、以下の対策が検討されています。
- 化学療法前にアミホスチンを投与すると、神経や組織の保護効果が期待できる。
- 静脈内投与でカルシウム・マグネシウムを併用すると、神経障害のリスクが低減する可能性がある。
治療
既に起こった神経障害は永久的になることが多いですが、薬剤やサプリメントで症状を軽減できる場合があります。理学療法により筋力を回復させ、神経が適切に刺激に反応できるよう訓練することも有効です。
