脳性麻痺の原因とリスク要因
脳性麻痺は、筋肉の協調や身体の動きを制御する神経系に障害が生じる、治療法のない神経筋疾患の総称です。多くは乳児期に診断されます。
胎児期の発育
- 妊娠初期(約6か月まで)に脳への酸素供給不足や血流障害、あるいは脳の発達を遅らせる遺伝的疾患が原因で脳損傷が起こり、脳性麻痺につながることがあります。
妊娠中のリスク
- 母体が細菌やウイルス感染症にかかり胎児に感染したり、十分な血液供給ができなかったり、毒素にさらされたりすると脳性麻痺のリスクが高まります。また、糖尿病や貧血などの母体の健康問題も同様です。
分娩時の事故
- 出産時に出血や母体の体温上昇などが起こり、赤ちゃんが脳損傷を受けると脳性麻痺が発症することがあります。
早産児・多胎児
- 早産や多胎児で生まれた赤ちゃんは、特に体重が1.5kg未満の場合、脳性麻痺のリスクが高くなります(Kidshealth.org の報告)。
幼少期の病気や外傷
- 2歳未満の子どもが細菌性髄膜炎、ウイルス性脳炎、栄養不良、黄疸、揺さぶり症候群、鉛中毒などに罹患すると脳性麻痺が発症することがあります。また、頭部外傷も原因の一つです。
