子どもの音声障害
新生児の嗄声(かすれ声)
多くの赤ちゃんは泣くときにかすれた声になることがあります。これは成長とともに自然に改善することもありますが、先天的な神経障害のサインである可能性もあります。かすれた泣き声が続く場合は、早めに小児科で評価してもらいましょう。
幼児の嗄声
幼児がかすれた声になる原因はさまざまです。声帯結節(声帯にできる小さな組織)、乳頭腫(口腔内の良性腫瘍)、逆流性食道炎(胃酸が食道・口腔に逆流する)、感染症などが考えられます。口や喉に腫瘍のようなものを見つけたら、すぐに医師に相談し、重篤な疾患を除外してください。
ストライダー(喘鳴)
ストライダーは「鳴くような呼吸音」で、声帯や気道に何らかの狭窄や障害があることを示すサインです。呼吸時だけでなく、話すときに聞こえることもあります。ストライダーを確認したら、早急に医師の診察を受け、気道閉塞や呼吸困難の有無を確認しましょう。
受診時の流れ
小児科での診察では、まず全身の一般的な検査が行われます。必要に応じて腫瘍の生検が実施され、良性か悪性かが判定されます。腫瘍が良性である、または腫瘍が見つからない場合は、小児耳鼻咽喉科や小児喉頭科の専門医へ紹介され、詳細な評価と治療計画が立てられます。
治療法
腫瘍や声帯結節が原因の場合、外科的に除去することで症状が改善することがあります。手術が不要、または手術後に残る声の問題には音声療法が有効です。音声療法では、子どもが楽しく学べるゲームや活動を取り入れながら、正しい発声方法や呼吸法を指導し、かすれ声や息漏れを改善します。
