パーキンソン病に効くウコン(ターメリック)の活用法
カレーは美味しいだけでなく、その原料であるウコン(ターメリック)が健康の鍵になる可能性があります。インド料理の定番スパイスであるウコンは、パーキンソン病の予防・治療に重要な役割を果たすと期待されています。
ウコンの特性
ウコンはショウガ科の根茎から作られる黄色のスパイスで、料理に色と風味を加えるだけでなく保存料としても利用されます。ウコンに含まれるクルクミンは抗炎症作用と抗酸化作用を持ち、病気と闘う力が期待されています。
研究と発見
パーキンソン病患者にとって問題となる炎症や酸化ストレスに対し、ウコンの抗炎症・抗酸化特性が有効です。ジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究では、クルクミンが細胞死を抑制し、酸化ダメージを修復することで脳を保護し、パーキンソン病の進行を遅らせる可能性が示されました。
ワシントン大学医学部(セントルイス)の果実ハエ実験では、クルクミンが睡眠障害の改善と認知症予防に寄与することが分かりました。ジムズ・ガルビン医師によれば、パーキンソン病患者の約3/4が睡眠障害を抱え、病歴7年以上の患者のうち同じく3/4以上が認知症リスクを抱えています。
過去と未来
ウコン、特にクルクミンがパーキンソン病にどの程度効果があるかは現在も研究が続けられていますが、患者や研究者に大きな期待を与えています。古代インド医学書でも推奨され、創傷の治療や感染防止、糖尿病、気管支炎、乾癬など様々な疾患に利用されてきました。ウコンは医療界にとって未知の存在ではありませんが、パーキンソン病のような重篤で進行性の疾患に対しては、さらに真剣に取り組む時期が来ていると言えるでしょう。
