細胞数は増えずサイズだけが大きくなる組織増加を示す医学用語は?
ハイパートロフィー(肥大)とは
ハイパートロフィーは、細胞の数は変わらないまま、各細胞が大きくなることで組織や臓器全体の容積が増加する現象です。新たなタンパク質や細胞小器官の合成が増えることで起こります。
主な原因
- 負荷増大(例:筋力トレーニングによる骨格筋)
- ホルモン刺激(例:甲状腺ホルモン、エストロゲン)
- 遺伝的要因や特定の病的状態
代表的な部位
ハイパートロフィーは主に以下の部位で見られます。
- 骨格筋:運動やトレーニングにより筋肥大し、筋力が向上します。
- 心臓:持続的な負荷や高血圧により心筋が肥大します。
- 子宮:妊娠やホルモン刺激で拡大します。
- 甲状腺:ホルモン分泌の増加に伴い肥大します。
病理的なハイパートロフィー
過度の負荷やホルモン異常が続くと、心肥大や子宮肥大など病的な形で現れることがあります。これらは機能障害や合併症のリスクを高めます。
ハイパートロフィーは、細胞数が増えるハイパープラジア(増殖)とは異なる概念であることを覚えておきましょう。
