体内のカルシウム不足の症状と対策
カルシウムは、歯や骨を強く保ち、筋肉の収縮や心拍を正常に保つために不可欠なミネラルです。食事やサプリメントから摂取しますが、食事が不十分、吸収障害、尿中への過剰排泄などが原因で血中カルシウム濃度が低下することがあります。急激なカルシウム喪失(低カルシウム血症)が起きると、骨からカルシウムが放出され、血中濃度を保とうとします。
症状の出現頻度
食事だけが原因の場合、ほとんど症状は現れません。しかし、腎不全や胃切除、特定の利尿剤使用など、医学的な問題があると以下のような症状が出やすくなります。
神経系の症状
- 手足のしびれやチクチク感
- 筋肉の痙攣やけいれん
- 倦怠感、精神的混乱
心臓の症状
- 不整脈や異常な心拍リズム
- 心不全、低血圧
- 重症の場合は致死的リスクも
骨粗鬆症(オステオポローシス)
カルシウム不足は骨粗鬆症や骨減少症の主な原因です。症状が出にくいものの、骨が脆くなり、股関節、脊椎、手首、骨盤、肋骨などの骨折リスクが大幅に上昇します。
診断と対処法
低カルシウムが疑われる場合は、必ず医師の診察を受けましょう。過剰なサプリメント摂取は逆に危険です。主な検査は以下の通りです。
- 血液検査:血中遊離カルシウム濃度を測定
- 尿検査:尿中カルシウム排泄量を評価
- 骨密度検査:骨の強度低下を確認
検査結果に基づき、必要な医療処置や食事・サプリメントの指導が行われます。
