幻肢痛に対するTENSの10の効果と注意点
TENSとは
経皮的電気神経刺激(Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation、通称TENS)は、皮膚に貼付した電極パッチを通じて微弱な電流を流し、痛みを一時的に和らげる装置です。小型のバッテリ駆動で、外傷や手術後の急性疼痛、関節炎や筋肉痛といった慢性疼痛の緩和にも利用されます。
幻肢痛(幻肢感覚)とは
手足や体の一部を切断した後でも、失われた部位に痛みや痒み、違和感を感じる現象を幻肢痛と呼びます。16世紀のフランス軍医アンブロワーズ・パレが最初に記録したように、切断された部位を制御していた脳領域が依然として信号を送ろうとするために起こります。切断直後の患者に多く見られる神経学的な症状です。
TENSによる治療
従来は鎮痛薬で対処されてきましたが、TENSは薬剤を使用しないため副作用や依存のリスクがありません。使用方法は、切断部位の残端(スティム)に電極パッチを貼り、TENS本体を接続して適切な刺激を与えるだけです。刺激により残端周辺の神経が活性化され、中枢神経が「失われた部位」の情報を再調整しやすくなると考えられています。
使用上の注意
電極は皮膚が健康で感覚が正常な部位にのみ貼付してください。感覚が失われている、または傷が治癒途中の部位に貼ると、刺激が強すぎて軽度のやけどを起こす恐れがあります。使用前に医師と相談し、最適な貼付位置を確認しましょう。現在のところ、TENS自体に長期的な副作用は報告されていません。
入手方法と価格帯
TENSユニットは医療機器販売業者やオンラインストアで入手可能です。モデルや機能により価格は異なりますが、一般的には1万円〜1.7万円程度が相場です。
