重度の月経前症候群(PMDD)の症状と対策

重度の月経前症候群(PMDD)は、一般的な月経前症候群(PMS)よりも症状がはるかに強く、米国では生殖年齢の女性の約5%が影響を受けています。症状は月経周期の約2週間続き、日常生活や社会活動に深刻な支障をきたすことがあります。

重度の月経前症候群とは

通常のPMSでは、月経に伴うホルモン変動により腹痛、倦怠感、にきび、膨満感、イライラなどが起こります。PMDDでは、エストロゲンの増減に対する感受性が極端に高く、セロトニンの低下も関与するとされています。その結果、感情のコントロールが難しくなり、極度の疲労感が生じます。

抑うつ・ムードスイング・怒り

PMDDの最も問題となる症状の一つは、激しいムードスイングや怒りです。自己価値感の低下、無力感、絶望感に陥り、社会的な活動から離れがちになります。重症例では、医師がセロトニンを増加させる抗うつ薬を処方し、感情面の改善を図ります。

睡眠障害と倦怠感

不眠や中途覚醒が頻繁に起こり、日中の過度な眠気(過眠)につながります。これらは月経開始数日前に現れ、月経後数日で改善することが多いです。睡眠の質が回復すれば、イライラや気分の落ち込みも軽減します。

食欲増加と食欲衝動

PMDDでは糖分や塩分を多く含む食べ物への強い欲求が生じ、過食につながります。対策としては、1日3食の代わりに6回に分けた少量の食事にし、甘いものや塩分の多い食品を控えることが有効です。また、定期的な運動も食欲コントロールに役立ちます。

膨満感

膨満感はPMDDの代表的な症状です。バランスの取れた食事(果物、野菜、乳製品、タンパク質、全粒穀物)と、カフェイン・タバコの控え、塩分摂取の削減が改善に寄与します。

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