多発性硬化症(MS)患者の転倒予防と対策

多発性硬化症(MS)の転倒リスクへの対処法

多発性硬化症(MS)は中枢神経系に影響を及ぼす慢性疾患で、疲労感、筋力低下、しびれ、視覚障害、バランス障害など様々な症状が現れます。これらの症状は転倒の危険性を高め、骨折や打撲などの重傷につながることがあります。

転倒を防ぐ基本的なポイント

  • 補助具を活用する。杖、歩行器、電動スクーターなどは安定性を向上させ、転倒リスクを低減します。
  • 住環境を整える。床に散らかった物や緩んだラグ、コード類を取り除き、浴室には手すりや滑り止めマットを設置します。
  • 歩行時は慎重に。ゆっくりとしたペースで歩き、滑りやすい・凹凸のある床は避け、階段では手すりを使用します。
  • 必要なときは助けを求める。家族や友人、介護者に遠慮せずサポートを依頼しましょう。
  • 適度な運動を続ける。筋力・バランス・協調性を高めるエクササイズは医師と相談しながら取り入れます。
  • バランスの良い食事を心がける。適正体重の維持は転倒リスク低減に寄与します。
  • 十分な睡眠を確保する。睡眠不足は注意力低下を招きやすく、7〜8時間の睡眠を目指しましょう。
  • ストレス管理を行う。ストレスはMSの症状を悪化させるため、運動、ヨガ、瞑想などでリラックスしましょう。

これらの対策を日常に取り入れることで、転倒リスクを大幅に減らし、安全に過ごすことができます。

転倒した場合の対応

転倒したらすぐに医療機関を受診し、捻挫や骨折などのケガの有無を確認してください。早期の治療が回復を早めます。

さらに役立つ転倒防止のコツ

  • 周囲の状況に注意する。歩行中の床面や障害物に常に目を配ります。
  • 急がず時間に余裕を持つ。慌てず、安定した姿勢で動くことが重要です。
  • 足元に合った靴を選ぶ。フィット感が良く、サポート性の高い靴を履きましょう。
  • 暗い場所での歩行は避ける。やむを得ない場合は懐中電灯やヘッドライトで足元を照らします。
  • ベッドからの起き上がりは慎重に。ゆっくりと体勢を整え、必要ならベッドレールを利用します。

上記のポイントを守れば、MS患者でも自立した生活を安全に送ることが可能です。

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