ネズミ毒の危険性と安全な対策
ネズミは病原菌を媒介し、作物を食い荒らし、住宅内に侵入します。害虫駆除のためにネズミ用毒が市販されており、スーパーやホームセンター、オンラインで購入できますが、使用時は子供やペット、他の動物への危険を避ける必要があります。
種類
抗凝固剤系毒はワルファリン、ブロマジオロン、ブロディフィクムなどが含まれ、血液凝固を阻害して内部出血させます。効果が現れるまで数日かかります。
非抗凝固剤系毒はブロメタリン、リン化亜鉛、ストリキニン、ビタミンD3(コレカルシフェロール)などがあり、脳に直接作用して数時間以内に死に至らせます。
中毒の症状
摂取後すぐには現れませんが、数時間〜数日で以下の症状が出ることがあります。血性下痢、嘔吐、悪心、鼻血、尿中出血、呼吸困難、歯肉出血、めまい、広範な打撲痕、倦怠感、急激な脱力、脱毛などです。
予防策
ごみは蓋付き容器に入れ、食器はすぐに洗い、敷地内の残骸やゴミを放置しないことが基本です。必要がなければ毒餌は保管しないか、トラップを使用してください。子供やペットが触れないように保管場所を確保し、誤って摂取しないように注意しましょう。
治療法
抗凝固剤系毒は血液凝固因子プロトロンビンを阻害します。ビタミンKはこれらの因子合成に不可欠で、解毒剤として使用されます。子供やペットが誤飲した場合は、すぐに医療機関へ連絡し、ビタミンKの注射を受ける必要があります。自己判断での処置は避けてください。
注意点・対処
米国環境保護庁はネズミ毒を有害廃棄物と分類しています。毒餌は即死させないため、壁の中など隠れ場所で死に、悪臭や死体処理のリスクが生じます。死んだネズミからは感染症やノミ・ダニが広がる危険があります。専門業者に駆除を依頼し、死体は速やかに処理してください。誤飲や死体接触が疑われる場合は、すぐに地域の毒物情報センターへ相談するか、救急医療を受診してください。ペットが摂取した場合は嘔吐を促し、すぐに獣医師に連絡し、飲食はさせないようにしてください。
