妊娠中毒症(トキシミア)とは何か?
妊娠中毒症は、妊娠中に起こりやすく、母体と胎児の両方に致命的なリスクをもたらす疾患です。血圧が急激に上昇し、血管が収縮して胎盤への血流が減少することで発症します。
原因
- 正確な原因は不明です。初産婦に多く見られ、再妊娠でも新しいパートナーとの場合はリスクが上がります。現在、リスクを予測する検査は存在しません。
症状
- 血圧の急上昇、手足や顔のむくみ、尿中のタンパク質増加が主な症状です。腹痛、めまい、頭痛を伴うこともあります。
治療法
- 血圧降下薬の投与、完全または部分的な安静、塩分摂取の制限が基本です。症状が重い場合は、早期分娩(誘発分娩や帝王切開)を検討します。
予防策
- 十分な水分補給、適度な運動、左側臥位での安静、産前ビタミンの摂取が推奨されます。
合併症
- 肝臓や腎臓の障害、視力障害、痙攣、昏睡、さらには脳卒中や死亡に至ることがあります。これらのリスクは母体だけでなく胎児にも及びます。
