むずむず脚症候群(RLS)は高血圧のリスクを高めるのか?
むずむず脚症候群(Restless Leg Syndrome, RLS)は、脚を動かさずにはいられない衝動が特徴の神経系疾患です。ハーバード医科大学の研究によると、RLS患者は高血圧やそれに伴う脳卒中・心疾患のリスクが高まることが分かっています。
研究結果
- ハーバード医科大学の調査では、RLS患者は高血圧関連疾患(脳卒中や心臓病)を発症する確率が約2倍であることが明らかになりました。
RLSが高血圧や疾患につながる可能性
- 研究責任者のジョン・W・ウィンクルマン博士は、因果関係を直接証明したわけではないものの、RLSが循環器系に負担をかけるメカニズムがいくつか考えられると指摘しています。
血圧と心拍数への影響
- RLS患者は夜間に200〜300回ほど脚を動かし、そのたびに血圧と心拍数が急激に上昇します。長期的にはこれが心血管疾患や脳血管障害のリスクを高める可能性があります。
睡眠不足の影響
- 睡眠が断続的になることで、心臓病のリスクがさらに増大するとウィンクルマン博士は推測しています。
研究の限界
- RLSの診断は主に患者の自己申告に基づくため、客観的な臨床検査が不足しています。ただし、本研究は過去の小規模研究と一致し、米国国立心肺血液研究所の支援を受け、2008年1月1日付の『Neurology』誌に掲載されています。
