不安定脚症候群(RLS)と塩分の関係
不安定脚症候群(RLS)とは
不安定脚症候群(Restless Leg Syndrome、RLS)は、神経系の異常活動に起因する疾患で、米国では約1200万人が罹患しています。足に燃えるような感覚やうずくような感覚が現れ、軽度の不快感から激しい痛みまで様々です。原因は不明ですが、遺伝的要因や貧血、腎不全、パーキンソン病、末梢神経障害などが関与することがあります。
症状
主に横になったときや安静時に、足が落ち着かない感覚が強くなります。寝返りや足のピクピクが頻繁に起こり、入眠困難や睡眠維持障害を引き起こすため、日中の倦怠感や疲労感につながります。
治療法
動かすことで一時的に症状が緩和されますが、根本的な対策としては、RLSの原因となる基礎疾患を特定し治療することが重要です。また、生活習慣の見直しも有効です。アルコール、カフェイン、タバコの摂取を減らす、温浴や足マッサージ、温熱パッドや氷嚢の使用などが症状軽減に役立ちます。
RLSと塩分
塩分(ナトリウム)の多い食事がRLSを悪化させる、あるいは原因になるという主張がありますが、これを裏付ける科学的根拠は現在のところありません。塩分が筋肉の過剰興奮を引き起こすという仮説はあるものの、実証されたデータは存在しません。
誤解と鑑別診断
不安定脚症候群は、夜間に足に異常感覚が出る複数の疾患のひとつです。そのため、夜間足痙攣(筋肉が急に収縮する)などと誤診されることがあります。夜間足痙攣はふくらはぎや足底の筋肉が突然収縮し、数回繰り返すことが多いですが、RLSとは病態も原因も異なります。
