特徴
若年性リウマチ(JRA)は、関節、目、その他の臓器に深刻な障害をもたらすことがあります。自己免疫疾患で、免疫系が誤って健康な組織を攻撃し、関節の滑膜に炎症や痛み、こわばり、損傷を引き起こします。原因は不明ですが、遺伝的要因と環境要因が関与していると考えられています。
発症年齢と診断基準
JRAは一般に生後6か月から16歳までの子どもに発症します。症状が6週間以上続くと診断されます。病状は数週間で自然に消えることもあれば、数か月〜数年にわたって慢性化することもあります。関節の数と症状に基づき、寡関節型、多関節型、全身型の3つに分類されます。
寡関節型JRA(オリゴアートリキュラー)
寡関節型JRAは4関節以下に症状が出るタイプで、主に手首や膝など大関節が影響します。関節の腫れ、痛み、こわばりに加えて、虹彩炎やぶどう膜炎などの眼症状も起こります。女児に多く、男児にも発症するサブタイプがあります。
多関節型JRA(ポリアートリキュラー)
多関節型JRAは5関節以上に症状が広がり、手指や体重を支える関節に影響します。左右対称に関節炎が起こり、低熱、貧血、結節、成長障害を伴うことがあります。女児に多く見られます。
全身型JRA(システム性)
全身型JRA(スティル病)は関節だけでなく全身の臓器にも炎症を起こします。高熱、発疹、リンパ節腫脹、貧血、肺などの臓器炎症が特徴です。熱や発疹は数か月で消えることもありますが、関節障害は長期化することがあります。男女比はほぼ同等です。
治療法
治療はJRAのタイプと症状に応じて組み合わせます。イブプロフェンやナプロキセンなどのNSAIDsで痛みを緩和し、スローレート抗炎症薬(DMARD)、生物学的製剤、ステロイド、理学療法、運動、装具、外科手術、眼科・歯科ケアなどが用いられます。早期診断と治療により関節や眼の重大な障害を防げます。
