注入治療とは

関節リウマチの治療法の一つで、B細胞を標的とした薬剤を静脈注入する方法です。B細胞は関節や組織の腫れを引き起こす主要な炎症細胞で、これを除去することで症状が大幅に改善します。主に使用される薬剤はリツキシマブで、近年はメチルプレドニゾロンも併用されることがあります。

投与量

米国食品医薬品局(FDA)で承認されている標準的な投与量は、1000 mgを点滴で投与し、3〜4時間かけて投与します。2回の投与を2週間の間隔で行い、以後は5〜6か月ごとに繰り返すのが一般的です。現在、投与スケジュールの最適化に関する研究が進められています。

治療期間

効果は約4〜6か月持続し、その間は関節の痛みが軽減されます。症状が再発した場合は、同様の2回投与を再度行います。

副作用

副作用は軽度であることが多いですが、皮膚の発疹、かゆみ、腫れ、呼吸困難などが起こることがあります。特に最初の投与時に症状が出やすく、2回目以降は徐々に軽減する傾向があります。リスクについては医師と相談してください。

歴史

リツキシマブは1986年に非ホジキンリンパ腫の治療薬として開発され、その後白血病、多発性硬化症、臓器移植における免疫抑制など幅広い領域で使用されています。近年は関節リウマチの治療にも応用が広がっています。