レム睡眠とノンレム睡眠(NREM)の違い

睡眠サイクル

人は眠りにつくと、ノンレム睡眠(NREM)とレム睡眠(REM)を交互に繰り返します。通常、入眠直後はNREM睡眠に入り、約90分で4段階に分かれるステージを経ます。その後にレム睡眠が続き、10分から1時間程度続きます。夜間はこのサイクルを何度も繰り返し、総睡眠時間の大部分はNREM睡眠が占めます。


脳と体の役割

レム睡眠中は脳が活発に働き、記憶の整理や感情のリセットが行われます。一方、NREM睡眠では体の修復が進み、組織の再生や骨・筋肉の成長が促されます。レム睡眠が不足すると混乱や抑うつ、イライラ感が現れ、NREM睡眠が不足すると倦怠感や免疫力低下が起こります。


レム睡眠の特徴

レム睡眠中は眼球が速く動き、まぶたの下で眼筋が収縮します。科学的研究では、眼球の動きは夢の内容をスキャンしていると考えられています。夢の大半はレム睡眠中に起こり、脳は活発ですが体は筋緊張がほぼ失われた状態(筋無力)になります。まれに筋肉が活動すると、睡眠中に歩いたり話したりする睡眠行動障害が現れることがあります。


ノンレム睡眠の特徴

ノンレム睡眠は4つのステージに分かれます。最初のステージは入眠直後で、目覚めても「寝ていた」感覚がないことがあります。ここでは「睡眠ミオクローヌス」と呼ばれる体の小さな痙攣が起きやすいです。次のステージは徐々に深くなり、筋肉は完全にリラックスしたり、軽く収縮したりします。ノンレム睡眠中は脳波がゆっくりとし、通常は夢を見ることは少なく、心拍数や体温が低下し、成長ホルモンが分泌されます。

睡眠障害 - 関連記事