肩関節脱臼の自己整復手順

肩関節が脱臼すると、上腕骨が肩甲骨の関節窩から外れ、激しい痛みを伴います。脱臼はスポーツ障害として比較的頻繁に起こりますが、医師の診察が受けられない状況では、自己整復を試みることがあります。ただし、整復に失敗すると神経や血管を損傷する恐れがあるため、可能な限り早めに医療機関を受診してください。

自己整復の手順

  1. まず、脱臼した腕を体側に沿わせてリラックスさせます。痛みで筋肉が緊張しがちですが、肩をゆるめることで骨が元の位置に戻りやすくなります。

  2. 肘を90度に曲げ、前方に向けます。動かしにくい場合は、もう一方の手で肘を持ち上げて位置を調整します。

  3. 腕を内側に回し、手のひらが腹部に触れるまでゆっくり回転させます。この動作は痛みを最小限に抑えながら行いましょう。

  4. 次に、腕を逆方向に回転させ、90度の角度を元に戻しつつ、反対側に向けます。必要に応じて反対側の手でサポートします。

  5. この一連の動作を繰り返し、肩が「ポップ」音とともに元の位置に戻るのを確認します。痛みが急激に和らげば整復成功です。

注意:整復がうまくいかない、または痛みが強い場合はすぐに医師の診察を受けてください。神経や血管の損傷リスクがあります。

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