アキレス腱断裂の症状とは
識別
アキレス腱はかかととふくらはぎの筋肉をつなぐ、体内で最も太くて強い腱です。過度の使用や不適切な歩行・ランニング、合わない靴、筋肉の弱さや硬さ、外傷などが原因で炎症や微小な裂傷が起こります。放置すると腱が完全に断裂することがあります。
初期症状
断裂が起きた瞬間に「ポップ」や「カチッ」という音が聞こえることがあります。足の後ろ側が打たれたような衝撃を感じることも。部分的な裂傷では軽い、あるいは無症状の場合もあります。症状は断裂直後に現れることもあれば、数時間~数日後に出てくることもあります。
主な症状
鋭く刺すような痛みがアキレス腱周辺に生じ、数時間後や翌日になってから現れることがあります。安静にすると痛みは和らぎますが、再び活動を始めると再発します。朝起きたときに硬直感があり、腱周囲に軽度の腫れが見られることも。時間が経つにつれ脚が弱くなり、歩行や足首の動きが困難になります。
合併症
重症例では腫れや青あざが大きく、歩行や足の動きが全くできなくなることがあります。安静・氷冷・圧迫・挙上といった自己管理で改善しない場合は、医療介入が必要です。疼痛や炎症を抑える薬や注射、場合によっては腱端を再接合する手術が行われます。
予防・対策
断裂を防ぐためには、同じ動作を繰り返すことを避け、急激なスタート・ストップを伴う運動は控えましょう。トレーニングは多様な種目を取り入れ、徐々に負荷を上げることが重要です。十分なストレッチとウォームアップ、活動に適した靴の着用も欠かせません。また、ふくらはぎの筋力を鍛えることで腱への過度な負荷を軽減できます。
