腱炎(テンドニティス)の治療法

はじめに

腱炎は、運動やスポーツに伴って起こることが多い痛みを伴う状態ですが、運動習慣のない人でも発症することがあります。腱は骨と筋肉をつなぐ繊維組織で、動きをコントロールします。腱炎はこの繊維組織が炎症を起こすことで、可動域の制限、触れると痛み、灼熱感、腫れや赤みなどの症状が現れます。

主に発症しやすい部位は、アキレス腱(足首裏側)、膝、股関節、肩、肘です。多くは腱への過度な負荷が原因ですが、柔軟性の低下や外傷も症状を悪化させます。

必要なもの

  • 温熱パッド
  • 氷嚢(タオルで皮膚と間を取る)
  • イブプロフェンなどの鎮痛・抗炎症薬
  • エプソムソルト(硫酸マグネシウム)
  • 必要に応じたサポーターやブレース
  • 必要に応じたエースバンデージ(包帯)

治療手順

  1. 医師に相談する

    腱炎は痛みが強いですが、他の重大な怪我と症状が似ていることがあります。正確な診断を受け、適切な治療計画を立てましょう。

  2. 活動を中止する

    症状が治まるまで運動や負荷のかかる動作は控えます。多くの専門家は、最低でも3週間は安静にすることを推奨しています。

  3. 冷却する

    最初の1時間は15〜20分ごとに5分間氷嚢を当て、その後は3〜4時間ごとに5〜10分間に減らします。初期24〜72時間は炎症抑制に重要です。

  4. 鎮痛・抗炎症薬を服用する

    イブプロフェンなどを適切な用量で服用し、腫れと痛みを軽減します。夜間や朝方の痛みが強い場合は、睡眠を妨げないタイミングで服用してください。

  5. 患部を心臓より高く上げる

    腫れを抑えるため、クッションや枕で患部を少し高くします。エースバンデージで軽く圧迫するとさらに腫れが軽減しますが、締めすぎに注意してください。

  6. 温浴で温める

    ぬるめのお風呂にエプソムソルトを入れ、30分間浸かります。マグネシウムが体内のマグネシウム不足を補い、筋肉の緊張緩和に役立ちます。

  7. 温熱パッドを使用する

    冷却期間(24〜72時間)を過ぎたら、30分間の温熱パッドを4〜6時間ごとに使用し、血流と回復を促します。

  8. マッサージで血流を促す

    温浴や温熱パッド後に、優しく手で患部をマッサージし、血液循環を改善します。

  9. 軽い運動を徐々に再開する

    痛みがなくなったら、まずはストレッチから始め、数日後に軽いエクササイズを加えます。無理せず徐々に強度を上げ、通常の活動に戻しましょう。

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