肩の安定性を高めるテーピング方法

概要

肩のテーピングは、スポーツや日常の動作で起こりやすい肩関節脱臼や鎖骨肩峰関節の捻挫などの怪我の予防・治療に用いられます。適切にテープを貼ることで関節を固定し、周囲の靭帯への負担を軽減します。既存の傷害の悪化を防ぎ、再発リスクを低減できるため、早期に活動復帰できるメリットがあります。テーピングの目的は関節の不要な動きを抑えることなので、伸びない粘着スポーツテープを使用します。

必要なもの

  • 硬質の粘着スポーツテープ(伸縮しないもの)

手順

  1. 姿勢を正し、怪我した側の手を腰に当てて立ちます。

  2. 上腕部の筋肉(上腕二頭筋)を緊張させ、テープを後方から始めて腕の外側を上に通し、元の位置に戻すように巻きます。血流障害を防ぐため、しっかりとしかしやさしく貼り付けます。

  3. 次に、肩甲骨の中心から肩の上部を通り、胸部まで下がるテープを貼ります。ステップ2と3で貼るテープは「アンカー」と呼ばれ、基礎的な固定を行います。

  4. 上腕アンカー(ステップ2)の背面から始め、斜め上方向に腕を通り、肩の外側を越えて胸部の上部へ向かう回転ラインのテープを貼ります。

  5. 必要に応じて、前のラインと少し重なるようにもう1〜2本の回転ラインを追加し、サポートを強化します(任意)。

  6. 上腕アンカーから始め、腕の外側を上へ走らせ、肩甲骨‑胸部アンカーの最上部で終わる直線テープを貼ります。

  7. 同様に、前の直線と少し重なるように1〜2本の直線テープを追加し、安定性を高めます(任意)。

  8. 上腕アンカーの外側から横方向にテープを走らせ、腕と胸部を横切って肩甲骨‑胸部アンカーに接続します。さらに、前側から上腕アンカーを斜め上へ走らせ、肩甲骨の最上部と交差させる2本目のテープを貼り、肩前面に十字形を作ります。

  9. 必要に応じて、前の十字形と少し重なるようにもう1〜2本の十字形テープを追加し、サポートを増やします(任意)。

  10. ステップ6と同様の方向で、さらに3本の直線テープを追加します。

  11. ステップ2をもう一度行い、上腕アンカーを最終的に仕上げます。

  12. ステップ3をもう一度行い、肩甲骨‑胸部アンカーを最終的に仕上げます。

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