甲状腺摘出後にグレーブス眼症は起こりますか?
グレーブス病は自己免疫疾患で、甲状腺が過剰に働く(甲状腺機能亢進症)ことを引き起こします。眼球の後ろの筋肉や組織が腫れると、眼球突出(グレーブス眼症)となります。軽度の乾燥感から視力低下といった重篤な症状まで、さまざまな症状が現れます。
手術
トロイド大学医療センターの内分泌学者、レイモンド・ブーレイ博士によると、甲状腺を外科的に除去すると、既存の眼球突出症状が悪化するリスクが低くなるとされています。
研究結果
国内外の研究では、甲状腺の大部分を除去した患者の多くが眼症の進行リスクを大幅に低減できたことが報告されています。詳細は米国国立生物工学情報センター(NCBI)のウェブサイトで確認できます。
放射性ヨウ素治療
ミネソタ州ロチェスターのメイヨークリニックのジョージ・バートリー博士は、放射性ヨウ素治療が甲状腺細胞を破壊し腺を縮小させる一方で、眼球突出が悪化することもあると指摘しています。「治療後6か月以内に、症状が悪化する患者、変わらない患者、改善する患者がほぼ同数です」と述べています。
根治療法はない
甲状腺の問題が特定できなくても、グレーブス眼症は発症する可能性があります。
その他の治療オプション
甲状腺摘出後でも眼症が悪化した場合、眼筋や眼窩組織の外科手術で症状を軽減することが可能です。
