TSH(甲状腺刺激ホルモン)は何を測定するのか

TSH(甲状腺刺激ホルモン)は、医師が血液中のTSH濃度を測定するために行う検査です。TSHの値は、下垂体と甲状腺が正常に機能しているかを評価する指標となります。

TSHと下垂体

下垂体はTSHを分泌し、甲状腺に対してT3(トリヨードサイロニン)とT4(サイロキシン)の産生・分泌を促します。

TSHが高い場合

TSH検査で数値が高いと、下垂体が甲状腺のT3・T4産生を増やすように過剰に働いていることを示します。これは主に甲状腺機能低下症(hypothyroidism)と呼ばれる状態です。

TSHが低い場合

TSHが低いと、下垂体が甲状腺の活動を抑えていることを意味し、甲状腺が過剰にT3・T4を産生している可能性があります。これは甲状腺機能亢進症(hyperthyroidism)と呼ばれます。

TSHが高くなる原因

  • 下垂体や甲状腺の機能障害により、TSHの過剰分泌が起こる。
  • 甲状腺の炎症や感染、腫瘍などでT3・T4の産生が低下し、下垂体が補償的にTSHを増やす。
  • 下垂体自体の感染や腫瘍による異常分泌。

TSHが低くなる原因

  • 甲状腺が過剰にT3・T4を分泌している。
  • 甲状腺の炎症・感染、腫大、腫瘍などが原因でホルモン産生が増加。
  • 下垂体のTSH分泌が抑制される疾患や薬剤の影響。

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