甲状腺薬とその副作用

甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモン不足)と甲状腺機能亢進症(ホルモン過剰)は、異なる治療薬と副作用が伴います。以下に主な薬剤と注意すべき副作用をまとめました。

甲状腺機能低下症の薬

  • レボチロキシン:最も一般的に処方されるT4ホルモン補充薬で、代謝を正常化しエネルギー産生を助けます。

甲状腺機能低下症の副作用

  • アレルギー反応(蕁麻疹、呼吸困難、腫れ)
  • 頭痛、睡眠障害、過度の発汗、ホットフラッシュ、イライラ感

甲状腺機能亢進症の薬

  • ベータ遮断薬(プロプラノロールなど):症状緩和に使用されますが、ホルモン産生は抑制しません。
  • メチマゾール、プロピルチオウラシル:甲状腺ホルモンの生成を阻害します。
  • 放射性ヨード:薬物が効果を示さない場合に、甲状腺のホルモン産生を永久に停止させます。外科的切除の代替として選択されます。

甲状腺機能亢進症の副作用

  • 放射性ヨードの主な副作用は甲状腺機能低下症になることです。長期的に甲状腺ホルモン補充が必要になる可能性があります。
  • プロプラノロールの副作用例:足首や足のむくみ、発熱、喉の痛み、頭痛、皮膚の水疱や剥離、発疹、食欲不振、尿の濃色、便の変色、黄疸など。

無顆粒球症(Agranulocytosis)

  • メチマゾールおよびプロピルチオウラシルの稀な副作用で、約1,000人に1人の頻度で発生します。白血球が減少し感染リスクが高まります。
  • 薬剤使用中に発疹やかゆみが現れた場合は、速やかに医師へ相談してください。

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