甲状腺疾患と痛みについて

甲状腺は首の前面に位置する内分泌腺で、甲状腺ホルモン(T3・T4)を分泌します。ホルモンが不足すると甲状腺機能低下症(甲状腺低下症)、過剰になると甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)と呼ばれます。

甲状腺腫(Goiter)

甲状腺に異常があると、腺が腫れて甲状腺腫になることがあります。腫瘍が大きくなると、呼吸困難、喘鳴、咳、めまいなどの症状が現れることがあります。

症状

甲状腺機能低下症の主な症状は、倦怠感、便秘、寒さに対する感受性の増加、意図しない体重増加、脱毛、筋力低下です。一方、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の症状には、下痢、熱に対する不耐性、食欲増進、発汗、落ち着きのなさなどがあります。

筋肉痛

甲状腺ホルモンが不足すると、筋肉や関節に痛みが生じやすくなります。特に、T3が十分に供給されない場合に、全身の筋肉痛が頻繁に起こります。

関節痛

甲状腺機能低下症は、筋肉だけでなく関節にも痛みやしびれを引き起こすことがあります。手首や指のカーパルトンネル症候群や、足のアーサルトンネル症候群(足底部からつま先にかけての痛み)などが見られることがあります。

甲状腺機能亢進症による筋肉痛

甲状腺機能亢進症の患者は、筋肉の筋力と張力が低下しやすく、いわゆる「筋萎縮」が起こります。その結果、物を握る力や持ち上げる力が低下し、階段の昇降や飲み込みすら困難になることがあります。

その他の問題

メイヨークリニックによると、甲状腺機能低下症の患者は、関節リウマチなど他の自己免疫疾患を併発するリスクが高くなるとされています。

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