甲状腺がなくてもSynthroid(シンセロイド)を服用すれば代謝は正常に保てますか?
甲状腺と代謝の関係
甲状腺は首の前部にある蝶形の小さな臓器で、代謝・成長・発達を調節するホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌します。甲状腺が無いとこれらのホルモンが作られず、さまざまな健康問題が現れます。
甲状腺がないと起こりやすい症状
- 疲労感
- 体重増加
- 筋力低下
- 便秘
- 集中力低下
- うつ状態
- 月経不順
- 不妊
Synthroid(レボチロキシン)とは
Synthroidは合成甲状腺ホルモンで、甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンが不足する状態)の治療に用いられます。適切な用量を服用すれば、代謝を正常に近い状態に回復させ、上記の症状を緩和します。
甲状腺が部分的に残っている場合の注意点
甲状腺が完全に除去されていない、あるいは機能が残っている場合、Synthroidの過剰投与により甲状腺ホルモンが過剰になることがあります。これを「甲状腺機能亢進症(ハイパーサイロイド症)」と呼び、以下のような症状が出ます。
甲状腺機能亢進症の主な症状
- 体重減少
- 心拍数増加
- 不安感・神経過敏
- 不眠
- 下痢
- 集中力低下
- 振戦(手の震え)
- 筋力低下
安全に服用するためのポイント
・医師と相談し、甲状腺ホルモンの血中濃度を定期的に測定することが必須です。
・血液検査の結果に基づき、用量を微調整します。
・症状の変化や副作用を自己判断で放置せず、必ず医師に報告してください。
適切な管理を行えば、甲状腺が無くてもSynthroidにより代謝を正常に保つことが可能です。
